テレビの感想文
アイドルが未成年で喫煙。ワイドショーにとりあげあられる。
おそらく、私が加護ちゃんの喫煙を知ったのが、このとき、テレビで報じられたときのことだと思う。

無期限の謹慎。東京の家を引き払い、奈良でのひきこもり生活が始まった。

謹慎中は「外出禁止」で、半年から1年弱。加護ちゃんの祖母は母に「なんのためにいっしょに住んでたのよ」と怒られ、自分が吸っていたタバコの影響があったと知った祖母は、禁煙をしたという。それ以来、いま現在も吸っていない。

当時を振り返り、加護ちゃんは言う。

「本音を話せる友達が、誰もいない」

「自分が有名になりすぎちゃって、みんなが”あっ、加護ちゃん”ととられてしまって、自分の本音とか、本当の気持ちが言えなかった」

自分を見る人たちの目が、「芸能人の」加護ちゃん。だから、本音で話せる人がいなかった。これ、10代で……。孤独だったんだろうな。

「メンバーもライバル」
「弱音をこぼすことは、なかなかできなかった」

モー娘。メンバーといっしょにいても、本音を話せるほど、お互いに心をひらいた関係ではない。まあ、仕事関係の人だからね。

「若くして働く皆さんは、本音を言える友人を作ってもらいたいと思います」と。
自分のようにならないでね、という、経験者だからこそ出せる、説得力がある言葉。
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