テレビの感想文
うーん……、「ヤンチャ」ねえ。まず、「ヤンチャ」という言葉自体、グレーな意味を含む言葉だ。

「ヤンチャ」という言葉を、どんな風にとらえているか。ヤンキー、元不良、暴走族、広い範囲でとらえるなら、現在進行形で反社、半グレの人も「ヤンチャな人」と言っていいのか、違うのか。



それにしても、大人になった加護ちゃんの顔になかなか慣れない。

あの頃、加護ちゃんを含め、テレビで見ていた「アイドル」を思いだすと、例えば、衣装はミニスカートにスニーカー、髪型は、ツインテールやおだんご。「きれい」より、「かわいい」と思う人のほうが多かった。「実年齢より、ちょっと幼い感じ」で、「自立した大人」や「セクシー」ではなかった。

平成の女性アイドルは、まわりの大人たちに「かわいい」を身につけさせられていた、ということか。令和になると、韓国からアイドルが上陸した。あの頃のアイドルとは違う、どちらかというと露出した衣装に、無駄な肉のない鍛え上げられた体でのダンスに「きれい」「セクシー」を感じる。

12歳で3月に小学校を卒業したあと、その翌月、4月にモーニング娘。としてデビュー。そのあと、14歳で高額納税者に仲間入りし、東京で月80万の家賃の家に住み、お目付け役の祖母といっしょに暮らしていたそう。しかし、忙しくて、家にはほとんどいなかった。

「(モー娘。加入から)3年間、ほぼ休みなしだった」
そうで、
普通の10代の女の子が、芸能人になり、ここまで大きく環境が変わった。

それによって、芸能人の加護ちゃんと、素の自分との違いにストレスを感じるように。喫煙していた祖母が残したタバコを、こっそり吸ってしまう。

そして、「家の中でだけ」と思っていたのに、個室のようになっていた店内で、「ここなら大丈夫だろう」と吸ってしまった。外で初めて吸ったその1回目が、週刊誌に撮られた。
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