テレビの感想文
ホストクラブに通いすぎて、もう何が楽しいのかわからないそうで。

楽しくないのに、400万という大金をぜんぶホストに使うって、何? 

「じゃあ、やめなよ」と思うけど、そうはならない。そこが怖い。そうか、だから「ホス狂い」っていうのか。

別の女性は、「自己肯定感が低い人がハマる」と言っていた。この人は会社員で、そこまでハマっていないように見えた。ただ、顔は映ってないし、声も変えてあるので、本当はどうなのかはわからない。

暇つぶしでホストクラブに行くという。初回だと、500円なんて安いところもあるそうだ。1000円もしない。
けれど、さっきからウンびゃくまんという金額を支払った女性たちの話を聞いているので、まず、お店に来させるための安さなんだろう、と察した。

プライバシー保護で、表情はわからず、声も変わっているのに、女性たちの話し方は、なぜかみんな明るい。大金をホストに支払うことが、普通のことみたいな話し方。その中に、投げやりな感じや、あきらめのようなものも見え隠れする。




デリヘルで働く、1回で300万使たことがある女性。最近、お客さんから玉をかんでとか引っ張ってとか言われることが多いそうで。

ナレーションで「ホストの笑顔を見るために、金の玉をかみしめ、お金を稼いでいるといいます」
これには、スタジオにいる女性たちが笑う。

ふと、『ねほりんぱほりん』を思いだした。
風俗で働き、ストレスをため、そのストレスをホストで発散。また、ホストに会うために風俗で働いて……、という、24時間ホストのために生きているような人がいた。

(1005ページ
「『ねほりんぱほりん』「ホストに貢ぐ女」について、想像も含めて考えてみた」 参照)

睡眠時間は極端に少ない。もし、自分がお金を使わなくなったら、ホストと関係が終わると思うと、怖いそうで。

数ひゃく万円使っても、「むなしさしか残らない」と言っていた。

風俗は、歳をとったらできなくなる。あの人、どうしてるのかな。
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