テレビの感想文
「多様性」って、実現できてる?


『バリバラ』が、2025年3月で放送終了。これは本当に残念。

「多様性」なんて言葉があるにはあるけど、
じゃあ、実際に、これが実現できているかというと、テレビを見るとわかる。

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 「”多様性”とよく言うけど、なぜ障害のある人はテレビに出ていないのか」 参照)

テレビ朝日の深夜番組『耳の穴かっぽじって聞け!』に、盲目の芸人、濱田祐太郎さんが出演。

濱田さんはR-1チャンピオンだ。

賞レースのチャンピオンになった人は、たいてい1年くらい、テレビでよく見るようになる。それって、賞レースで「最後まで勝ち残った人」だからこそ与えられる特権、だと思うのだけど、
濱田さんはというと、(これは個人の感想だけど)チャンピオンになったあと、そんなにテレビ番組で濱田さんを見る機会はなかった。

せいぜい、『バリバラ』でゲストとして出演していたのを見たくらい。その『バリバラ』ですら、何回も出演したわけではない。

それってどうなの?

昔、たまたま見たBBCの番組で、車いすに乗った人がリポーターとして出演しているのを見たことがある。それを見て、目からうろこが落ちた。

グルメレポとか、観光地の紹介を、車いすに乗った人がしてもいいのに。

ああいうのを見ると、日本はまだ遅れているなぁと思う。
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