テレビの感想文
いま、下北沢は「古着の街」になっている。ヴィンテージと呼ばれる高級な商品が売れれば、儲けは大きい。

ただ、お店の経営って、自分の思い通りになるものではない。古着の街で、一旗揚げようとする若者たち。見ていたら、ふと『闇金ウシジマくん』を思いだした。

あの漫画の「楽園くん」編に出てくる、若い男性2人。まだ景気は良かったし、原宿の街を歩く人は、自分の個性を主張し、独自のファッションを楽しむ人が多かった。最初は夢があり、順調そうだった。けど、高収入を手に入れる方法は、ドラッグを売ること。犯罪なのに、バレなければいいだろうと、かなり見積もりの甘い夢だった。

信用していた人にだまされ、お金を奪われてしまう。さらに、アウトローな人も出てきて窮地に追い込まれる。彼らの夢は、悪い人に安く買いたたかれる。

法律違反をする人たちのほうが、まじめに働く人や、頑張って夢をかなえようとしている人より、収入が上。社会的にも上にいる。世間知らずで、経営に関する知識も法律もよく知らない。そういう人は弱者であり、強者に目をつけられてしまう。
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