エスポワール~私と御曹司~
望「分かった、付き合うよ。
でも、妹だけは帰してやれ。」
永人「え?」
望「俺とは違う。
色々と大変なんだ。お前の妹は。
何よりも、お前のせいで明日もまた
倒れられちゃ困るからな。」
永人「...お前もそんな風に
思えるようになったんだな。
分かったよ。とりあえず
希送ってくから、お前はここで
待ってて。」
もう少し見ていたかった。
私の知らないお兄ちゃんを。
私の知らない御曹司を。
希「私は平気だから。
私も一緒に飲む。てか、飲みたい。
あ!そうだ!お兄ちゃん。
今日しようよ!」
永人「何を?」
希「私の就職祝い!今日しよう!
肉!お肉が食べたい!!」
お兄ちゃんは私の顔を見ながら笑った。
永人「希、今こいつにたかったか?」
希「そんなんじゃないよ!」
永人「どうする?金持ち。
うちの妹が肉食べたいってさ。」
望「はぁ。電話してみる。」
御曹司は呆れた表情をしながらも
どこかへ電話をかけ
しばらくして戻ってくると
タクシーの運転手さんに行き先を告げた。