エスポワール~私と御曹司~

分かってはいたけど
御曹司が向かった先は
何とも高そうな...いや。
お兄ちゃんと私なら
一生かかっても入れなさそうな
由緒ある日本家屋の前で
タクシーを停めた。

中に入り長い廊下を抜けた先には
鉄板だけが置いてある
大きな広い部屋があって
そこにはコック帽を被った人と
スーツを着こなした3人の人がいた。

店員「お待ちしておりました。
神楽様。上着をお預かりします。」

違ったのにな。私のお肉は
こうゆうのじゃなかったのに。

だけど今更、そんな事言えない。
せっかく御曹司が
私のワガママに付き合って
くれたのだから。

店員「お待たせ致しました。
こちら、シャトーブリアンの...」
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