ワケあり同士による華麗なる政略結婚


あまり悩んでもしかないと気持ちを切り替え、部屋に入った。

慌てて出ていった所為で、散らかしっぱなしになっていたキッチンが目につき片付け始めた。







それから窓を開けて換気。

日課である掃除を始めた。


夕方には終わり全て終わり、彼とコーヒーを飲む朝が待ちどうしくて早めに夕食を済ませベッドに入った。


目を閉じると、彼に組み敷かれた出来事を思い出して赤面してしまう。








もしあれが会社じゃなければ、あのまま彼に抱かれたのだろうか。


行為自体が男性恐怖症を発症してしまうほど怖い経験だったのに、相手が彼だと自然と怖さはなかった。








寧ろもっと触れてほしいと思ってしまった。

こんな感情が芽生えるなんてあの頃は考えもしなくて、日々新しい発見だ。





結局、彼の事を考えすぎていつも通りの時間になっている事に気付き慌てて布団を被った。










こんなに朝が待ち遠しい夜は初めてだった。

< 133 / 311 >

この作品をシェア

pagetop