ワケあり同士による華麗なる政略結婚
暫くすると目的地にたどり着き、近くのコインパーキングに停めて、歩いて煌びやかにイルミネーションされた並木道を歩く。
夜出歩くのはあの事件の日以来で、初めてみるイルミネーションに目を輝かせて上を見上げる。
「わぁ、、綺麗ですねっ、、!あんなに先の方までキラキラしてますよっ!?あっ!あっちはもっと凄いですよ?!?!」
つい嬉し過ぎて声を上げると隣で歩いていた彼から引き寄せられた。
『上ばかり見るならこっちに寄れ。後ろの通行の邪魔になってる。』
「あ、、すみませんっ、、。つい、、夢中になってました。」
いい歳した大人が子供の様にはしゃいでしまった事が急に恥ずかしくなり小さく謝ると、彼の優しい声色が耳に優しく響く。
『いや、謝らなくていい。こうしていれば好きなだけ観れるだろ。、、あっちも行ってみるか?』
「っ、、はいっ!!!」
並木道を抜けると光で作られたトンネルが広がっていて、中へ入ると幻想的な煌びやかな空間にうっとり見入ってしまう。
ずっと憧れていたイルミネーションを好きな人と観るという夢みたいな景色を必死に目に焼き付けた。
『、、病み上がりの身体をあまり冷やすな。そろそろ車に戻るぞ。』