ワケあり同士による華麗なる政略結婚
『、、美麗?どうした?具合が悪いのか?」
立ち上がらない美麗に心配になり屈み込むと、突然抱きつかれキスをされた。
「はー!可愛い顔して意外と大胆だね。」
響の冷やかす声にハッとなって、美麗の身体を引き剥がす。
『美麗っ!!、、酔いすぎだ。行くぞ。』
美麗の横を通り過ぎてドアの方に向かうと、後ろから強い力で腕を掴まれた。
振り返ると腕にしがみつきながら、俯いている美麗の姿。
「、、じゃ、、めで、、すか、、?」
途切れ途切れの小さな言葉でよく聞こえない。
『美麗、、、?』
名前を呼ぶと更に力が強まり、ゆっくりと顔を上げた美麗。
すると眉が下がり泣きそうな表情を浮かべこちらを見つめてくる姿に胸が高鳴った。
「、、、、、私じゃ駄目ですか、、、?誠也さんの周りにいる女性達と違って綺麗じゃないから?澤村さんみたいに魅力がないから、、駄目なんですか、、?」
『お前っ!?まさか、、聞いてたのか、、?』
響との会話を聞かれていたようで、柄にも無く焦った声が出た。