ワケあり同士による華麗なる政略結婚

すると目を見開き、驚いた表情を浮かべる。











「冗談のつもりだったんだけど、、、まぢかよ。それ、、彼女には言ったのかよ。」

『言ってない。何の経験のないこいつを、、戸惑わせるのは分かっているしな。それなら一層このままで構わない。』

「このままって、、プラトニックな関係でってことか?そんなの無理だろ?!?!仮にも政略結婚してるんだ。子供だって必要だろっ?!それに性欲は別のとこでどうにかしたとしても、、彼女があんまりじゃないか?未だにあの秘書と関係は持ってるんだろ!?」

『、、こいつと同居してから誰も抱いてない。』

「そうだったとしてもっ、、!!」








響の少し大きめな声に目を覚ましたのか、美麗は上半身を起こしキョロキョロとしている。

響との話を中断して、美麗に声をかける。














『お前がこんな酒に弱いなんて知らなかった。、、気分はどうだ?』



ぼーっとカウンターを見ている美麗がその声に反応してとろんとした表情でこちらを見つめてきた。

そして目が合うと嬉しそう微笑んだ。












「誠也さんっ、、!」



その無防備な笑顔に身体が熱を持つ。








理性を揺さぶられ、咄嗟に立ち上がり帰ろうと促す。








『、、相当酔ってるな。もう帰るぞ。響、また来るからつけておいてくれ。』

「、、りょーーかい。美麗ちゃん、またおいで?」






そう響が声を掛けるが、美麗は座ったまま。


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