ワケあり同士による華麗なる政略結婚


平日だった事もあり、早めに仕事が終わりマコちゃんに連絡を入れた。




少し仕事が立て込んでいるらしく、マコちゃんのオフィスのある近くにあるコーヒーショップで待つことにした。


初めて1人で入ったコーヒーショップだったが、店内はとても落ち着いた雰囲気で、私と同じ様に1人で来店している人も多い。

そんな素敵な空間で飲むコーヒーは格別だった。






1時間ほどそこでのんびりとした時間を過ごしていると、バタバタと走り寄ってくるマコちゃんの姿が目に入る。







「マコちゃんっ!お仕事お疲れ様。」

「美麗っ、、!会いたかったわ〜。まさか美麗と外で待ち合わせする日が来るなんて思わなかったわ。、、その様子だと何事も無かったみたいね?」

「マコちゃんの働くオフィスの近くに、こんな素敵なコーヒーショップがあるなんて知らなかったなぁ〜。素敵なのは空間だけじゃなくてね?コーヒーもとっても美味しいの。お土産に誠也さんに淹れるコーヒー豆も買っちゃった。あ!勿論マコちゃんの分もあるよ。」

「美麗のそんな楽しそうな表情見るの、いつぶりかしら、、。見てるこっちまで楽しくなるわ。男性恐怖症も完治したみたいね?」


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