ワケあり同士による華麗なる政略結婚
まるで自分の事の様に嬉しそうな表情を浮かべるマコちゃんを見て、くすぐったい気持ちになる。
「さっ!じゃあホテルのビュッフェを食べに行くわよ〜。あそこのビュッフェ、デザートの種類も多くて最高に美味しいらしいわよ?」
「本当?!楽しみだなぁ〜!!」
いつもの様にマコちゃんと腕を絡ませてコーヒーショップを出ると車に乗り込みホテルへと向かった。
マコちゃんの言う通り、料理はどれも美味しくてついガールズトークにも花を咲かせる。
お腹も満たされ、食後のデザートを口に運んでいると真剣な表情をしたマコちゃんがこちらに視線を向けた。
「、、それで?彼との近況報告は?もうすぐ彼と同居し始めて半年でしょう?上手くいってるの?」
「どう、、かな。あれから一度も発作は起きてないし、会社関係のパーティーにも何度か同伴して付いていったけど最後まで倒れることなく過ごせたよ。、、そう考えると大きな進歩かな?」
「頑張ってるじゃない。これなら離婚は免れそうね?折角、ご縁があって結婚したんだもの。そういうのは大事にしはいとね。それに、、最後に会った時には無かった指輪まで嵌めてるし。彼とも上手くいってるんでしょ?」