ワケあり同士による華麗なる政略結婚


そんな私に畳み掛けるように言葉を続けた。





「副社長なら今、会議に出ておりますので携帯を預かっております。」

「そう、、でしたが。では誠也さんの会議が終わられたら連絡下さいとお伝え願えますか、、?」

「いえ、要件は伺っております。準備ができ次第直ぐに会社に来るようにと。」

「え?、、会社にですか?」








一度会社で過呼吸を起こしてから、会社には来るなと念押しされていただけに、なぜ?と疑問に思ってしまう。










「、、何でも大事な話があるとか。」

「大事な、、?」

「はい。今朝は随分と早く出社されて社長と神妙な面持ちで〝半年の期間が〟と話をされてらっしゃいましたし。それに、、私に〝待たせて悪かった〟とおっしゃって下さいましたから。きっと、、、。」










彼女のその少し恥ずかしそうに話す言葉にフリーズしてしまう。















〝半年の期間〟



それは間違いなく私達の話だ。

それに彼女に言った言葉の意味は、、、?















冷静に考えれば分かる話だ。





私と結婚する前から親しい関係の合った彼女。


そして女性モノの香水の香りを纏っていた彼。





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