ワケあり同士による華麗なる政略結婚



そして今度は私が真っ直ぐに彼を見つめる。

想いが通じ合った事が嬉しくて〝好き〟が溢れて笑みが零れる。











「誠也さんが好きです。こんな私で良ければ、、それからも誠也さんの妻で居させて下さい。」

『、、あぁ。絶対に離さない。』







そう言うと彼は優しく目を細めて、抱き寄せてくれた。

そんな彼の背中に手を回して、強く抱きしめ返す。












隙間なく強く抱きしめ合ってから、どちらからともなく顔を寄せキスを交わす。


徐々に深くなるキスに呼吸が乱れると、そんな私に気づいた彼が唇を離して優しく手を取る。



















『帰るぞ、、俺らの家に。』

「はいっ、、!」

















2人で固く手を繋いで寄り添うように会社を後にした。


家路に向かう車の中でも、繋がれたままの手。









言葉を交わす事が無くとも、もう不安になったりしない。


だって私達は夫婦だから。












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