"恋"と"親友"との曖昧な距離
『もうすぐ卒業だなぁ。』
「そうだね」
月日はすぎるのが早い。
そう思えるほど
この凛斗くんといる時間が心地よい。
相変わらず偽カレカノは続けてるんだよね。
もうそろそろやめよって言われるかな。
卒業式明後日だし。
『なぁ』
「ん?」
なんか真剣な顔してる。
ドキッ
『やめよっか、偽カレカノ』
いま、ちょうど考えてたこと。
「そっかぁ。いじめなくなったしね。」
それが元はと言えば始まりだし。
でもなんでかな。
心に穴が空いたみたいに痛いよ。
『違う、それが理由じゃないんだ。』
じゃあなに…
『俺、私立の高校受けようと思ってる。』
え。
『結々は公立だろ?』
「うん」
『まぁ離れても結々の一番の親友は俺だけどな!ははっ』
ズキッ
なんで笑うの。
笑わないでよ。
辛いよ。泣きそうだよ。
「そだね!親友だもんねうちら!」
精一杯の笑顔で答えた。
『あ、ああ』
「ごめん、用事あるから!」
『あ…』
パタパタパタパタ
誰もいない空き教室に入った。
もう、無理。
「うっ…ううっ…うううっ…グスッ」
私立…遠いよ。会えなくなっちゃう。
毎日一緒にいたのにいれなくなっちゃう。
辛いよ…
わたしは次の授業をサボって
ずっと泣き続けたのだった。
「そうだね」
月日はすぎるのが早い。
そう思えるほど
この凛斗くんといる時間が心地よい。
相変わらず偽カレカノは続けてるんだよね。
もうそろそろやめよって言われるかな。
卒業式明後日だし。
『なぁ』
「ん?」
なんか真剣な顔してる。
ドキッ
『やめよっか、偽カレカノ』
いま、ちょうど考えてたこと。
「そっかぁ。いじめなくなったしね。」
それが元はと言えば始まりだし。
でもなんでかな。
心に穴が空いたみたいに痛いよ。
『違う、それが理由じゃないんだ。』
じゃあなに…
『俺、私立の高校受けようと思ってる。』
え。
『結々は公立だろ?』
「うん」
『まぁ離れても結々の一番の親友は俺だけどな!ははっ』
ズキッ
なんで笑うの。
笑わないでよ。
辛いよ。泣きそうだよ。
「そだね!親友だもんねうちら!」
精一杯の笑顔で答えた。
『あ、ああ』
「ごめん、用事あるから!」
『あ…』
パタパタパタパタ
誰もいない空き教室に入った。
もう、無理。
「うっ…ううっ…うううっ…グスッ」
私立…遠いよ。会えなくなっちゃう。
毎日一緒にいたのにいれなくなっちゃう。
辛いよ…
わたしは次の授業をサボって
ずっと泣き続けたのだった。