"恋"と"親友"との曖昧な距離
ー卒業の日
あれから今日までずっと凛斗くんと話していない。
正確に言うと、避けていた。
「はぁ…」
わたしは、屋上にいた。
今日でさよなら…かぁ。
あぁ、失恋したんだなぁ
伝えもしないまま。
「グスッ」
ガチャ
え…
『結々!』
なんで、凛斗くんがいるの。
『結々、あのさ』
話しかけないで。
『泣いてるのか?』
辛いの。触れようとしないで。
もっともっと好きになっちゃうよ。
「泣いてないよ…」
『泣いてるだろ』
「なに、どうしたの。」
『あ…。あのさ』
「うん」
『アルバム、書いてよ』
「え?」
『じゃ、書いたら見せて。教室で待ってっから。』
バタン
アル、バム。
凛斗くんのアルバム。
なんて書こう。
"仲良くしてくれて、ありがとう"
違う。
"離れても親友だよ!"
違う。
"あの時から、好きでした。"
これ、かなぁ。
でもこれ、ここに書いていいのかな。
みんなに見られちゃうんじゃ…
でも。
伝えなきゃ伝わんない…よね。
ー書こう。
─────────────────────
"凛斗くんへ
卒業おめでとう!
3年間一緒にいてくれてありがとう。
とてもとても楽しかったです!
"親友"だって、辛かったとき
言ってくれてわたし嬉しかったよ。
でもね時間が経つにつれ
"親友"でいるのが辛くなってきたんだ。
だから偽カレカノでも
カレカノを凛斗くんとできて幸せだったよ!
ほんとにほんとにありがとうっ。
最後に…
ずっと前から好きでした。ありがとう
結々より*゚
─────────────────────
書き終わりわたしは、凛斗くんの元へ向かった。
あれから今日までずっと凛斗くんと話していない。
正確に言うと、避けていた。
「はぁ…」
わたしは、屋上にいた。
今日でさよなら…かぁ。
あぁ、失恋したんだなぁ
伝えもしないまま。
「グスッ」
ガチャ
え…
『結々!』
なんで、凛斗くんがいるの。
『結々、あのさ』
話しかけないで。
『泣いてるのか?』
辛いの。触れようとしないで。
もっともっと好きになっちゃうよ。
「泣いてないよ…」
『泣いてるだろ』
「なに、どうしたの。」
『あ…。あのさ』
「うん」
『アルバム、書いてよ』
「え?」
『じゃ、書いたら見せて。教室で待ってっから。』
バタン
アル、バム。
凛斗くんのアルバム。
なんて書こう。
"仲良くしてくれて、ありがとう"
違う。
"離れても親友だよ!"
違う。
"あの時から、好きでした。"
これ、かなぁ。
でもこれ、ここに書いていいのかな。
みんなに見られちゃうんじゃ…
でも。
伝えなきゃ伝わんない…よね。
ー書こう。
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"凛斗くんへ
卒業おめでとう!
3年間一緒にいてくれてありがとう。
とてもとても楽しかったです!
"親友"だって、辛かったとき
言ってくれてわたし嬉しかったよ。
でもね時間が経つにつれ
"親友"でいるのが辛くなってきたんだ。
だから偽カレカノでも
カレカノを凛斗くんとできて幸せだったよ!
ほんとにほんとにありがとうっ。
最後に…
ずっと前から好きでした。ありがとう
結々より*゚
─────────────────────
書き終わりわたしは、凛斗くんの元へ向かった。