"恋"と"親友"との曖昧な距離
ー教室に到着。
これを渡したら…バレちゃうんだよね。
私の気持ちが。
でも伝えなきゃ後悔すると思ったから。
伝えるよ…
ガラガラガラ
「凛斗くん」
『あ、結々。早かったね、書き終わった?』
「うん」
はい、と凛斗くんに渡す。
『ありがとう』
そう言うと凛斗くんはアルバムを見た。
『…』
「…」
恥ずかしいよ!
『あー、と読んだよ』
「う、うん」
『ありがとうな』
「こちらこそだよ」
『それで、最後の返事だけど…』
「いい!」
『え?』
「振られるのわかってるからいい!」
『え?ちょ…』
「バイバイ!」
『待てって!』
「あっ…」
後から抱きしめられた。
『俺も好き』
「え?」
『偽カレカノやめたのは好きになったからなんだほんとうは。』
「そう、なんだ」
『うん。だから嬉しい。結々も同じ気持ちなんだよな!』
「うんっ」
『…なぁ』
「ん?」
『キス、していいか?』
「なっ…///」
『ダメ?』
「ダメなわけ、ない」
『ふっ…』
そしてわたしと凛斗くんはキスをした。
深く甘いとろけるようなキスを。

END
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