執事の君に愛されて……
「ついて来なくていいのに。
お父様にはちゃんと伝えるし、なんの心配もないから‼」

私は、もう大人だもん。
子供じゃない。
そう言いたかったんだけど………。

「心配ですよ、萌お嬢様は可愛いですから」

そんな、甘く私に囁く貴方はなんなの?

「萌、顔赤いよ。
いいな、萌………めちゃくちゃ愛されてんね!」

愛されてないよ、むしろこれが愛ならめちゃくちゃ重いよ。

会社までついてくる愛とか、やばすぎでしょう?
「とにかく、邪魔しないでね‼」

きつく言わないと舐められる‼
私は、オフィスに入った。


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