執事の君に愛されて……
私の声とは思わぬ、声が漏れてーーーー。

二人の男性に、聞かれたと思うと身体が熱くなる。


「うわ、可愛い萌ちゃんの声っ。
いいね〜、俺が鳴してあげたいわ!」


鳴かす?、私は分からず首を傾げた。

「アホ、早く仕事に戻れよ。
お嬢様のとこになっ」

お嬢様ってマイか。

なんか、信用性が失せるんだけどーー。
この人にマイを託して大丈夫かと。

だけどーーーー。


この人しか、居ない。


「お願いします、マイを守って下さい!
私の親友だから!」


大切な大切な、親友。


託すのは、不安。
だって相手は、チャラ男だし。

「まあ、仕事だから守るけどーー。
さっきみたいに、零の居ない時なんかあればーーーー確実に萌ちゃん優先かな」

やっぱり不安。。


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