Ignition
「今日はさ、やれそうかどうか判断してもらうだけで十分だと思ってた」
電源を入れ、立ち上がるのを待つ。
「えー、でもさ、面白そうなことならすぐやってみたくない?」
言いながら優月は坂巻の隣に座り直し、横からモニターを覗き込む。一秒も待てないといった、遊びも仕事も隔てのない顔だ。
「どんなに優れた構想も、タイミングを逃せば効果が激減します。まきさんは、そういうのを分かってますし、ここに来ればアイデアをすぐに形に出来ることも知ってる」
意識していなかった部分までずばり言い当てられては、笑うしかない。
「まいったな、神長くんに読まれてる。でも僕は本当に、ここに来るのが楽しみなだけなんだよ。今日だって、遊ぶだけでもいいって思ってたんだって」
「半分くらい?」優月は振り向いて坂巻の目を覗きこんだ。答えずに、
「……よし、いける」坂巻がキーボードを叩き始める。優月と神長が声を上げて笑った。
電源を入れ、立ち上がるのを待つ。
「えー、でもさ、面白そうなことならすぐやってみたくない?」
言いながら優月は坂巻の隣に座り直し、横からモニターを覗き込む。一秒も待てないといった、遊びも仕事も隔てのない顔だ。
「どんなに優れた構想も、タイミングを逃せば効果が激減します。まきさんは、そういうのを分かってますし、ここに来ればアイデアをすぐに形に出来ることも知ってる」
意識していなかった部分までずばり言い当てられては、笑うしかない。
「まいったな、神長くんに読まれてる。でも僕は本当に、ここに来るのが楽しみなだけなんだよ。今日だって、遊ぶだけでもいいって思ってたんだって」
「半分くらい?」優月は振り向いて坂巻の目を覗きこんだ。答えずに、
「……よし、いける」坂巻がキーボードを叩き始める。優月と神長が声を上げて笑った。