Ignition
「休憩無しは勘弁してくれよ。腹減らないか? そろそろ昼にしたっていいだろう、もう二時だ」
「じゃああと一件寄ったらにしましょ。美香ちゃんと話してたの。次は新井さんの服を見に行こうねって」
「俺は別にいらないよ」
「そういうわけにはいきません。だって、私がなんて言って美香ちゃんを買い物に連れ出したと思います?」
数秒悩んでいる間に、桐谷が再び口を開く。
「私は『一緒にお父さんの服を買いに行こう』って誘ったんです。そもそも美香ちゃんの服だけなら原宿行ってますよ、中高生向けのショップ多いもの」
「何だ、それ」
一度は絶対的に拒絶しているのにも拘らず、何故そんな理由で美香がついてくるのかがわからない。
路地からちょうど、こちらに戻って来る美香の姿が見えた。
「新井さんは払わなくていいですよ、私が買ってあげますから。人の買い物に付き合うだけだと疲れるけど、自分のは楽しいですよ」
「じゃああと一件寄ったらにしましょ。美香ちゃんと話してたの。次は新井さんの服を見に行こうねって」
「俺は別にいらないよ」
「そういうわけにはいきません。だって、私がなんて言って美香ちゃんを買い物に連れ出したと思います?」
数秒悩んでいる間に、桐谷が再び口を開く。
「私は『一緒にお父さんの服を買いに行こう』って誘ったんです。そもそも美香ちゃんの服だけなら原宿行ってますよ、中高生向けのショップ多いもの」
「何だ、それ」
一度は絶対的に拒絶しているのにも拘らず、何故そんな理由で美香がついてくるのかがわからない。
路地からちょうど、こちらに戻って来る美香の姿が見えた。
「新井さんは払わなくていいですよ、私が買ってあげますから。人の買い物に付き合うだけだと疲れるけど、自分のは楽しいですよ」