あの時からずっと、君は俺の好きな人。
「いやー、恋する乙女はいいですなあー」

「恋する乙女と言えば……吉崎さんだね!」

「…………え」


急に話を振られて、私は戸惑う。

だけどもう私が水野くんを好きということはみんな周知の通りなので。


「別にみんなが知ってること以上のことは何もないよ」


私は投げやりに言う。すると美結と三上さんが私に近づいてきて、まるで問い詰めるようにこう言った。


「えー、今日2人で大阪に来るまで本当に何もなかったの!?」

「だからさっき言ったじゃん。無いってば」

「ふーん……でもさあ。水野くんも吉崎さんのこと好きそうだよね」


三上さんがニヤつきながら、予想外のことを言ってきた。


「あー、それ私も思った。水野くん、吉崎さんのことはすごく気にかけてるよねー」

「うんうん。だからてっきりもっと進展しているかと思ったのにさあ」


坂下さんと美結までそんなことを言う。
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