からめる小指  ~愛し合う思い~
「泡盛ってキレイなお酒だね。
沖縄の海のイメージにピッタリ。
樹先生のお土産に買う?先生もホテルで飲めばいいのに。
キラキラしてジュースみたいだよ!」

お酒の飲めない千尋には分からないだろうが………

泡盛は、かなりアルコール度数の強いお酒だ。

こんなのを飲んで、二人きりのホテルで過ごすなんて……

地獄以外の何物でもない。

「尋がこの間のベットの続きがしたいなら、飲むけど。」

俺の言葉に分かりやすく固まって

「…………だったら………止めて下さい。」と辞退した。

俺のお仕置きは、思った以上に怖かったみたいだ。

マズイと踏んだ千尋は、とっとと向きを変えて

お姉ちゃんのお土産探しに出掛けた。

卒業しても……当分無理か?

効きすぎに不安を感じながらも、可愛い反応に笑ってしまう。

今夜、一緒のベットで寝る時の反応が楽しみだ。
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