焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
「それより蒼、今日は早かったんだね。遅くなるって言っていたのに」

「あぁ、みんなが気遣ってくれてさ。この分だと明日も早く帰らされそうだよ」

「……そっか」

蒼の同僚には結婚式の時に会ったことがあるけど、みんな良い人ばかりだった。なにより彼ととても仲が良くて絆の強さを感じさせられたほど。

「あ、いい匂い」

「適当に作っておいたよ。食べよう」

「ありがとう」

一緒に生活する上で、ふたりで決めたことがある。家事はできる方がすること。無理しないことと。

結婚当初は私に教わりながらしかできなかった料理も、今では下手したら私より蒼の方が上手かもしれない。

ふたりで今日のことを中心に話をしながら楽しく食事を済ませ、片づけは毎日ふたりでやることになっている。

その後はゆっくりして、交代でお風呂に入って、仕事がある時はそれを片づけてから寝る流れなんだけど……。
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