焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
生々しい現場を見て、戦争当時の手記を見て私もそう思った。そして、誰だって生きたいと願っていたと。

「俺たちだって常に命の危険があると危機感を持って仕事に当たっているけど、当時とは比べものにならないと思う。だからこそ、一日一日を大切に過ごしていかないといけないと、改めて考えさせられた」

「私も」

大切な家族や友人がいて、大好きな人と結婚して、こうしてそばにいられることが、本当は当たり前じゃないんだって。

好きな仕事ができて、大好きな人の帰りを待つことができる毎日に感謝しないといけないんだ。

「だからさ、明日からは思いっきりふたりで楽しもうな」

「……うん!」

手を繋いだまま寄り添い、きれいな夕焼けをしばし眺めた。

その後、ホテルにチェックインして夕食を済ませ、とびっきり甘い夜を過ごした。

そして次の日からふたりで沖縄を満喫していった。
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