焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
「杏、大丈夫か? ウエットスーツ少し苦しいよな。気分悪いのか?」

「ううん、大丈夫」

すぐに答えるものの、私たちの話を聞いていたインストラクターにも心配そうに声を掛けられた。

「大丈夫ですか? 気分悪かったら遠慮せずに言ってくださいね」

「すみません、ありがとうございます」

あぁ、申し訳なくなる。水着のことで後悔していたなんて、絶対に言えない。

自己嫌悪に陥りながら向かった先には、私たちのようにシュノーケリングをする人で溢れていた。

たくさんの会社が青の洞窟へのツアーを開催しているらしく、これが日常茶飯事なのだとか。

私たちも海に潜り、最初は冷たさにびっくりしながらも、綺麗な海や珊瑚、可愛い魚を眺めながら泳いで青の洞窟へと向かっていく。
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