焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
【二週間後のサマーフェスタに友人と行くことになりました。織田くんもそれまでに戻ってくるのかな? 会えたらいいな】

「……いやいや! 最後の一文はないでしょ!」

慌てて【会えたらいいな】だけを削除する。――でも会えない分、素直な気持ちを伝えるべき? 実際に私、織田くんに会いたいと思っているし……。

「別に変な意味じゃなくて、純粋な気持ちだし……」

それに織田くんに知ってほしいと願ってしまう。こんなにも私が織田くんに会いたいと思っていることを。

この気持ちが友情からきているのか、恋心からきているものなのかわからないけど、織田くんには知っていてほしい。

「……よし!」

覚悟を決めて再び【会えたらいいな】の文字を打ち込んだ。

そして恐る恐る送信ボタンを押す。

「送っちゃった……」

まるで一仕事終えたみたいに身体中の力が抜け、ソファの背もたれに体重を預けた。

いつ織田くんが私のメッセージ文を見るかわからないけれど、少しでも気持ちが伝わったらいいな。
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