焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲
無意識に胸元でスマホをギュッと握りしめた。

二週間後、織田くんと会えるかもしれないんだもの。今抱えている仕事を全部終わらせてスッキリして行きたい。

早くシャワーを浴びて今日はもう寝よう。

コップなどを片づけてシャワーを済ませ、いつもは寝る前に少し持ち帰った仕事をするけど、この日はすることなく早めに就寝した。



織田くんから返信がきたのはそれから三日後だった。

誰もいない本社オフィスで、仕事の合間に昼食を取りながらスマホを確認すると、そこには“新着メッセージ一件あり”の文字が。

「あっ……返事きてる」

手にしていたコンビニのおにぎりを急いで食べてお茶で流し込み、緊張しながらタップする。

【返事遅れてごめん。元気か? メッセージありがとう。滝本から送ってくれたの初めてだから嬉しかった】

「織田くん……」

なにこれ。メッセージ文を読んだだけで、胸がギューッと締め付けられて苦しい。

【嬉しい】だなんて、どんな顔をして打ち込んだのだろうか。
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