エレディンの乙女と青龍の守護者
団長カミユの伝言を伝えに来た騎士は
驚きを隠せなかった。

「カミユから知らせは?!」

珍しく声を荒げ苛立つ様子の主人の姿は
見たこともなかった。


バサッと音を立ててマントを払い
足早に扉へと向かう。
「待っては居られない。すぐに街へ向かう。」

「ですが団長の話ではこちらでお待ちをとー、、」
「待ってはいられないと言った。
私が出ると伝えろ!」
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