エレディンの乙女と青龍の守護者
ウェルロイドは目を細め、微かに歪んだ(他の者には判別もつかない程なのだが)空を見つめる。
「何の話だ?」

風の中から笑みを浮かべた口元が現れた。

次にサラサラとなびく銀髪。
陶器のような美しい顔。

「シュナイン。」


同時にヒュン、と一層鋭い疾風が駆け抜け
周囲の者達の視界を遮らせる。
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