エレディンの乙女と青龍の守護者

「この突風を起こしているのは、

あなたですね?シュナイン王子。」

シュナインは何も言わない。
だが、それがどうしたというように風が唸りを上げ
ウェルロイド目掛けて吹き付ける。

ウェルロイドはそれを簡単に弾いた。

「ここはクラリス公国。

伝統あるハイメル王国のシュナイン王子、、

おひとり歩きが過ぎるのでは?」

物腰は丁寧だが、射抜くようにまっすぐ
空中のシュナインを見る。
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