エレディンの乙女と青龍の守護者
濃い獣の臭い、、

『ーーーっ、、!!』

かぶりつくように、
塞ぐように重ねられたそれはー、、





かぁっと身体中が一気に火照る。


眩しいほどの紅い光で辺りは包み込まれた。


「ライアス様!坊主の姿が、、!」

「へ、、変化してる?!」

「んんーっ?!そ、、え?坊主じゃ、、!!?」

「その子が本当にー、、」
ハデューは言葉を途切らせた。


「離し、、て、、っ!」
しなやかに伸びた手が赤い獣を押し返す。
先ほどまでとは違い、カティナの姿は急激に変化していた。
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