エレディンの乙女と青龍の守護者
カティナはごくりと喉を鳴らした。
青龍の守護者、ウェルロイドが言っていた言葉が思い出される。

『無印であるということは、

黄金の鷹にも、赤の獅子にも、
、、奪いに来る機会を与えるということ、、』



陶器のような美しい男は
目の前の乙女を見つめている。


「どうして、
こんなことをするのですか?!
シロカは、他の人たちは、、

守護者は、
みなを守る者ではないのですか?!」

強く見開かれた栗色の瞳。


ガラス玉のような薄い緑の瞳が
音を立てるように弾けた。
陶器の顔が崩れるように口元がほころんだ。
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