エレディンの乙女と青龍の守護者
「先程ー、、確かに私は、
貴女の唇に触れていたのだろうか?」

「な、、っなにを?!」
カティナは耳まで一気に赤くなる。
「く、く、、やっぱり、、

くちづけしてたんじゃないですかー!!」

「先程も言ったが、あれは故意ではない。

偶然だ。

縮んでいくカティナを受けとめるため、
そう、偶然だった。」

毅然とするウェルロイドに押され、
カティナは唇を結ぶだけだ。

「ではこちらから聞こう。
あれが口づけだというのなら、
何故口づけが成されたのに青龍の印が現れないのか?」

「、、なんと、、」
そこまでを側で初めて聞いていたカミユも目を丸くしていたが、さっと小さなカティナの手の甲を確認する。
「確かに。印がございません!」
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