エレディンの乙女と青龍の守護者
「くち、、?」
カミユは、分からないという顔だ。

ウェルロイドは真っ赤になって怒るカティナに構わず続ける。

「そう怒らず、しばらくそのままいてごらん。
よくわかるはずだ。」



幼な子カティナはなぜか
ウェルロイドに触れられていると、、

「なんだか、


身体が、、」


触れられている部分から、ふわぁっと温かくなり、
身体がゆるんでいくようだ。
青いひかりの円も浮かんでいる。

ウェルロイドの言葉に、素直に従ってしまう。


ウェルロイドは口元を緩ませた。

「奇跡だな。」
彼の微笑みは魅惑的だ。


だが眉根に皺が寄る。
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