あなたが居なくなった日。

ーーー

「くぅーっ、あああああ」

 朝目覚めて一番。

 布団を出るその前に伸びを一つ。

 し終える前に浮かんできた新田くんの顔により変な声を吐き出してしまう。

 今日がついに来てしまったのだ。

 まあ時間は等しく進んでいくわけで。

 巻き戻しもできなければ停止もできないわけで。

 昨日の次にくるのは今日なわけで。

 つまりは避けようのないことなんだけど。
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