あなたが居なくなった日。

昨日、新田くんは当たり前のように『また明日』だなんて言っていたけど新田くんは普段土曜日も学校へ行っているのだろうか?

そんな風に思うとなんだか背筋がピンと伸びる。

「うん!」

胸のリボンをキュッと結んで気合を入れる。

もう何度目かの落差を経験しただろう。

本当に、あの声を聞いてからの私は情緒が不安定過ぎて自分でも引くレベルだ。

でも。

もしも。

こんな私でも何か出来るのなら。

始めてネット検索した日のことを思い出す。
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