あなたが居なくなった日。

好きだと伝えた時の新田くんの顔はキラキラと輝いていた。

楽しいとかワクワクとか探究心とか、そういったモノを詰め込んだように笑った。

意外すぎるその表情になぜか私は噎せたのだ。

「大丈夫。ごめん、なんでもない」

「そう?じゃあさ!僕の歌のどこが好き!?」

「うっ」

たじろぐ。

だってなんだこの勢い?

こんな積極的な新田くんを私は知らない。

いままでと全くの別人じゃん!
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