あなたが居なくなった日。
だからお互いに放課後の時間を合わせるのは難しくなかった。
「へぇ、一般クラスも特進クラスも対して課題に大差ないんだね。
僕も一般に行けば良かったなぁ」
「そこがもう違いだよ!
私たち一般クラスの人からみたらワンフレーズの音を作るだけでどれだけ大変なことか。
それを一曲まるまるだなんて無理!到底無理!」
最初こそピアノや歌で放課後の時間を過ごしたけど次第にお喋りを挟んだり課題をしたり、放課後の過ごし方は時間の経過とともに変化した。
そんなある日、例の“曲を自分で作る”課題で交わされたのがこれだ。