あなたが居なくなった日。

きちんと約束もせず新田くんの考えを聞くこともなく、勝手に推測して勝手に都合よく解釈していた。

そんなこと正しいはずがないのに。

自分の頭の中だって分からなくなる時があるのに他人の考えてることが分かるはずがないんだ。

「はーぁ……」

明日からは普通授業だし(これも推測でしかないけど)新田くんはきっと練習室に来るだろう。

そしたらきちんと約束を交そう。

縛りつけるような約束じゃなくて、もっと気軽で簡単な約束を。

『また明日』

そのたった五文字の言葉だけど、それでもきちんと約束を交そう。
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