あなたが居なくなった日。

きっと。

新田くんがいるからだ。

全校生徒に聴かれると思うと億劫でしかないはずのお昼の演奏だけど、新田くんに聴いてもらえると思うと少し楽しみですらあるのだ。

「今日は会えるといいなぁ」

「なんて言った?」

「独り言」

お昼の放送が流れていて良かった。

いまは歌を聴く時間。

そのおかげで楓からの深い追求を免れた。

ちょっとこれは突っ込まれたら苦しいもの。
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