あなたが居なくなった日。
「に加えあのルックス。何あれ。
芸術品か何か?ってレベルでこれまた美しいじゃん?」
「そうだねぇ」
新田くんの美しさは万人共通なのだろう。
楓はさっきよりも大きく首を縦に振っている。
「そんなのさ?好きになるとか無理じゃない?」
「そこ!そこが分からない!
それだけ褒めといて好きになれないって何?どういうこと?」
「んー……」
どう伝えたら分かりやすいか思考を巡らせつつまだ誰もいない下駄箱で靴を履き替える。