旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
食事を済ませてから自室にこもり、撮り溜めていたドラマを見て午前中を過ごした。正午を回ったところで扉の向こうから足音が聞こえてきた。扉を開けて廊下を覗くと、叔父さんが階段を降りていく後ろ姿が目に入る。
そろそろかな。
テレビの電源を落として、携帯電話を持って私も部屋を出た。
ダイニングテーブルの上には、朝私が食べたものと同じメニューに焼き魚が加わった状態で綺麗に並べられていた。器を扱う職業だからか、叔母さんの盛り付けはとても美しい。
叔父さんはまだ納豆を掻き混ぜているところだった。
「おはよう」と声をかけると、「おはよう」と小さな声が返ってくる。
「香澄ちゃん、お昼どうする?」
「叔母さんは食べたの?」
「私はさっきうどんを食べたんだけど」
「そっか。じゃあカップラーメンでいいや」
お湯を沸かしてカップに注ぎ、叔父さんの斜め向かいに座って一緒に食事をとることにした。
叔母さんは今のうちに二階の部屋に掃除機をかけてくるといって、慌ただしく二階に上がっていった。