旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
まずそこに驚きながら、気になった点を幾つかあげる。
「相手はいくつなの? 仕事はなにをしている人? 住んでいる場所は?」
叔父さんの目が斜め上を見ている。情報を思い出しているのだろう。
「歳は三十だったと思う。仕事は陶磁器関係で、実家は同じ市内だ」
なるほど。同業者なら幸泉陶器の仕事も手伝ってもらえるし、市内ならここを出ても通える距離ってことだよね。
正直なところ、全く結婚する気などない。
でも、いつかは結婚しなければならないのなら、叔父さんが選んでくれた人と結ばれた方がいいのかもしれない。
それに、叔父さんの顔も立ててあげたい。
「会った後、どうしても無理だったら断ってもいい?」
生理的に無理な人間に出会ったことはないけど、万が一ということもある。