旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
こんな簡単に了承すると思っていなかったのか、叔父さんは呆気に取られた顔になった。
「それはもちろん。いいのか?」
「いいよ。だって、叔父さんもお見合いした方がいいって思ったから、私に話をしたんでしょ?」
「まあ、そうだな……」
「だったらするよ、お見合い」
「そうか」
どこか複雑そうな顔をする叔父さんに、胸の辺りがチクリと痛んだ。
本当は、私から将来を共にする相手を叔父さんに紹介して、安心させてあげなければいけないのに。
分かっているのにそれができないでいるのは、自分の中で大切な人を作りたくないから。
そして、本当の自分を知られるのが怖いせいだ。