一期一会
「あ。もうこんな時間か。帰るか」
中原君の声に時計を見ると十八時半。
「そうだね」
楽しい時間はあっという間に過ぎた。
「ストップ!」
自転車を漕いでくれている彼の肩を叩いて、電車の出入口で止めた。
私はショッピングモールのすぐそばの駅で解散しようと提案したのだが、彼が私の家の最寄駅まで乗せていくと言って聞かなかった。
もう晩ご飯の時間なのに彼の家からは遠ざかるしで、彼の帰宅時間を遅らせたくなかった私は自分の最寄駅の手前の駅で彼を止めた。
「もうすぐ家だし、ここで良いから」
彼の返事を聞く前に私は自転車から降りた。
「分かった」
すると少し納得してないように眉を下げているが、やっと納得してくれた。
「今日は本当にありがとう……」
彼の目を感謝の気持ちが伝わるようにしっかりと見てお礼を伝える。
「どういたしまして」
柔らかい笑顔で返ってくるとまた胸が高鳴る。
中原君の声に時計を見ると十八時半。
「そうだね」
楽しい時間はあっという間に過ぎた。
「ストップ!」
自転車を漕いでくれている彼の肩を叩いて、電車の出入口で止めた。
私はショッピングモールのすぐそばの駅で解散しようと提案したのだが、彼が私の家の最寄駅まで乗せていくと言って聞かなかった。
もう晩ご飯の時間なのに彼の家からは遠ざかるしで、彼の帰宅時間を遅らせたくなかった私は自分の最寄駅の手前の駅で彼を止めた。
「もうすぐ家だし、ここで良いから」
彼の返事を聞く前に私は自転車から降りた。
「分かった」
すると少し納得してないように眉を下げているが、やっと納得してくれた。
「今日は本当にありがとう……」
彼の目を感謝の気持ちが伝わるようにしっかりと見てお礼を伝える。
「どういたしまして」
柔らかい笑顔で返ってくるとまた胸が高鳴る。