一期一会
結構手ごたえはあった。
彼と勉強した成果かな?
そして帰ってきたテストを見て、大満足。
中々良い点数が取れた。
暑さと湿度に気怠さを感じ始める六月。
今日から夏服だ。
私の学校はセーラーとポロの二種類ある。
私はとりあえずセーラーを着た。
「誰か全教科、ノート貸して下さい!」
学校に着くとアツヒロ君が教壇で叫んでいた。
少し早い時間なので教室には数人しか居なかったが、誰も彼の言葉に聞く耳持たず。
彼の声だけが教室に空しく響いていた。
私はその不思議な光景に入り口で突っ立ってしまっていた。
「どうした?アツヒロ」
するといつの間にか後ろに中原君が居た。
声に反応して振り返ると、彼と目が合い、私に微笑んだ。
「おはよ、西野」
「おはよう、中原君」
夏服になって、彼の少し焼けた肌が見えている。
爽やかさが増している気がする。
「西野って真面目そうにノート取ってそう!貸して!」
中原君を見ていたらそこにアツヒロ君の声。
「イヤです」
ドキッパリと断る私。
「あはは。嫌われてんな、アツヒロ」
中原君は私の返しに笑っている。
彼と勉強した成果かな?
そして帰ってきたテストを見て、大満足。
中々良い点数が取れた。
暑さと湿度に気怠さを感じ始める六月。
今日から夏服だ。
私の学校はセーラーとポロの二種類ある。
私はとりあえずセーラーを着た。
「誰か全教科、ノート貸して下さい!」
学校に着くとアツヒロ君が教壇で叫んでいた。
少し早い時間なので教室には数人しか居なかったが、誰も彼の言葉に聞く耳持たず。
彼の声だけが教室に空しく響いていた。
私はその不思議な光景に入り口で突っ立ってしまっていた。
「どうした?アツヒロ」
するといつの間にか後ろに中原君が居た。
声に反応して振り返ると、彼と目が合い、私に微笑んだ。
「おはよ、西野」
「おはよう、中原君」
夏服になって、彼の少し焼けた肌が見えている。
爽やかさが増している気がする。
「西野って真面目そうにノート取ってそう!貸して!」
中原君を見ていたらそこにアツヒロ君の声。
「イヤです」
ドキッパリと断る私。
「あはは。嫌われてんな、アツヒロ」
中原君は私の返しに笑っている。