一期一会
「俺、電話待ってるって言ったのに結局かけてこないじゃん」
「え!」
「だから帰ったら電話して?」
中原君は私を真っ直ぐ見つめながら小首を傾げて微笑む。
「うん…わかった……」
中原君に言われると断れるわけないし、その顔ホントに卑怯なくらい私をドキドキさせる……。
「じゃあな。気をつけて帰れよ?寄り道するなよ?」
「うん、真っ直ぐ帰るね。またあとで」
中原君は手を振ると目の前のマンションへ走った。
マンションの入口前でもう一度振り返って手を振ったので、手を振り返すとやっと入っていった。
また約束しちゃった。
花火大会、楽しみだな……。
その前に家に真っ直ぐ帰って電話しないとな……。
電車の中でずっと中原君のことを考えていた私は、傘を見ながら気持ち悪いくらいニヤニヤしていたに違いない。
「え!」
「だから帰ったら電話して?」
中原君は私を真っ直ぐ見つめながら小首を傾げて微笑む。
「うん…わかった……」
中原君に言われると断れるわけないし、その顔ホントに卑怯なくらい私をドキドキさせる……。
「じゃあな。気をつけて帰れよ?寄り道するなよ?」
「うん、真っ直ぐ帰るね。またあとで」
中原君は手を振ると目の前のマンションへ走った。
マンションの入口前でもう一度振り返って手を振ったので、手を振り返すとやっと入っていった。
また約束しちゃった。
花火大会、楽しみだな……。
その前に家に真っ直ぐ帰って電話しないとな……。
電車の中でずっと中原君のことを考えていた私は、傘を見ながら気持ち悪いくらいニヤニヤしていたに違いない。