一期一会
13 色が消えた日
次の日の日曜。
私はいつも通りバイトをしていた。
明日のことを考えると緊張するが、期待の方が大きいかもしれない。
今よりも彼との関係はきっと良い方へ向いてくれるという期待。
彼には絶対フラれるけれど、想いを伝えられればそれで良い。
自己満足だけど。
ついに月曜日。
緊張のせいか朝早く目が覚めた。
鏡を覗くとそこに写っている私の髪は、彼が好きだと言ってくれた長さになっていた。
鏡の中の私が、私の心を押してくれた。
自転車を漕ぎ、肌に突き刺さる真冬の風を切りながら走る。
教室に入るとまだ早い時間なので誰も居なかった。
鞄を机に置いて窓際に駆け寄り、グラウンドを覗いた。
中原君を見るため。
テニス部、野球部。
でもサッカー部だけがいない。
……あれ?
サッカー部、今日は朝練休みかな?
朝練休みなら、中原君早く来るかもしれない。
ドキドキしながら彼を待っていると、一人、また一人とやってくる。
扉が開く度、確認するが中原君はまだ来ない。
あー、ドキドキする……。
心臓持つかな……。
私はいつも通りバイトをしていた。
明日のことを考えると緊張するが、期待の方が大きいかもしれない。
今よりも彼との関係はきっと良い方へ向いてくれるという期待。
彼には絶対フラれるけれど、想いを伝えられればそれで良い。
自己満足だけど。
ついに月曜日。
緊張のせいか朝早く目が覚めた。
鏡を覗くとそこに写っている私の髪は、彼が好きだと言ってくれた長さになっていた。
鏡の中の私が、私の心を押してくれた。
自転車を漕ぎ、肌に突き刺さる真冬の風を切りながら走る。
教室に入るとまだ早い時間なので誰も居なかった。
鞄を机に置いて窓際に駆け寄り、グラウンドを覗いた。
中原君を見るため。
テニス部、野球部。
でもサッカー部だけがいない。
……あれ?
サッカー部、今日は朝練休みかな?
朝練休みなら、中原君早く来るかもしれない。
ドキドキしながら彼を待っていると、一人、また一人とやってくる。
扉が開く度、確認するが中原君はまだ来ない。
あー、ドキドキする……。
心臓持つかな……。